完全に疎水性の、及び熱分解により製造した二酸化ケイ素を含有するフレーク
专利摘要:
場合により、熱分解により製造した二酸化ケイ素と水又は他の助剤、及び撥水剤とを混合し、圧縮し、そして場合により熟成後に焼なましすることによって製造された、熱分解により製造した二酸化ケイ素を含有する疎水性フレーク。従って製造した疎水性フレークは、天然ゴム及び合成ゴムにおけるフィラーとして使用されうる。 公开号:JP2011506244A 申请号:JP2010537360 申请日:2008-11-18 公开日:2011-03-03 发明作者:ガーバチェック アンドレアス;フェリックス;クナイゼル フローリアン 申请人:エボニック デグサ ゲーエムベーハーEvonik Degussa GmbH; IPC主号:C01B33-18
专利说明:
[0001] 本発明は、完全に疎水性の、及び熱分解により製造した二酸化ケイ素を含有する顆粒又は圧縮材料、それらの製造方法、並びにそれらの使用に関する。] [0002] フレークは、低減された大気圧によって、より高くアグロメレートさせた粒子のナノスケールのばらばらの塊(loose heap)として存在する熱分解により製造した二酸化ケイ素を部分的に脱気すること、前記二酸化ケイ素を機械的に前圧縮すること、及びフレークを得るために該二酸化ケイ素を最終的に圧縮することによって熱分化により製造された二酸化ケイ素から製造されうることが公知である。そして、前記フレークを破砕することができ、かつその断片は場合により分類される(EP 1 813 574号A1)。] [0003] 親水性の、及びまた疎水性の、熱分解により製造した二酸化ケイ素粒子は、出発材料として使用されうる。前記二酸化ケイ素は、特に、 のタイプのシラザンを用いて疎水性にされてよい。] [0004] 公知の方法の欠点は、窒素吸収によって測定された高い比表面積(BET)、及び同時に、段階的なメタノール含有率のメタノール−水混合物を用いて湿らすことによって測定された高い疎水性(コーニンググラス(Corning Glass))を有する粒子の場合において見出され、それらの粒子は、非常に高い流動性を有し、その結果、EP 1 813 574号A1による方法が、かかる粒子を圧縮するために実に不経済的である。] [0005] 流動性は、より高いアグリゲート粒子のアグロメレーションによって形成され、かつその体積の95パーセントより多くの空気、及びその体積の5パーセントより少ないだけの固体からなるばらばらの塊が、外側から適用される圧縮力の作用下で直交してそらされることを意味すると理解するべきであり、その際前記の塊に関して、低粘度の液体として同様の方法で非常に小さな溝を通って逃れることも可能である。従って、疎水性二酸化ケイ素のフレークは、EP 1 813 574号A1において記載されている方法によって辛うじて製造されうる。] [0006] 多くの場合に、非常に高い圧力、非常に長い保圧時間及びしばしば多数の圧縮サイクルが、疎水性二酸化ケイ素の圧縮において実行されるべきである。非常に細かい粒子からなり、かつ従ってさらに強い疎水性である二酸化ケイ素は、記載されている方法によって経済的に圧縮させて圧縮材料を得ることができない。] [0007] 従って、それらの欠点を有さないが、しかし多くの圧縮材料の内部でさえ均一な撥水性である、すなわち完全な疎水性である疎水性の圧縮二酸化ケイ素を製造することが目的であった。] [0008] 本発明は、熱分解により製造した二酸化ケイ素に基づく顆粒又は圧縮材料に関し、それらが完全な撥水性であることを特徴とする。] [0009] 前記の生成物は、フレークとして、又は他の圧縮されたもしくは造粒された形で存在してよい。] [0010] 本発明は、さらに、完全に疎水性であり、かつ熱分解により製造した二酸化ケイ素を含有する本発明によるフレークの製造方法に関し、疎水性の、熱分解により製造した二酸化ケイ素を、場合により最初に水又は他の反応助剤、すなわち例えば希釈酸又は塩基性溶液、すなわち例えば希塩酸又はアンモニアを用いて噴霧し、そしてこの混合物を、噴霧によって撥水剤と接触させ、そして該混合物を圧縮してフレークを得て、そしてそのフレークを、場合により10〜80℃、有利には20〜40℃の温度で、数日又は数週間までの期間にわたって熟成させ、そして80〜140℃、有利には100〜130℃の温度で、8時間にわたって焼なましさせることを特徴とする。] [0011] HMDS(ヘキサメチルジシラザン)は、有利には、撥水剤として使用されうる。] [0012] 次の群からの1つ以上の化合物が、さらに撥水剤として使用されてよい: a)(RO)3Si(CnH2n+1)及び(RO)3Si(CnH2n-1)のタイプのオルガノシラン R=アルキル、例えばメチル−、エチル−、n−プロピル−、イソプロピル−、ブチル− n=1〜20 b)R’x(RO)ySi(CnH2n+1)及びR’x(RO)ySi(CnH2n-1)のタイプのオルガノシラン R=アルキル、例えばメチル−、エチル−、n−プロピル−、イソプロピル−、ブチル− R’=アルキル、例えばメチル−、エチル−、n−プロピル−、イソプロピル−、ブチル− R’=シクロアルキル n=1〜20 x+y=3 x=1.2 y=1.2 c)X3Si(CnH2n+1)及びX3Si(CnH2n-1)のタイプのハロオルガノシラン X=Cl、Br n=1〜20 d)X2(R’)Si(CnH2n+1)及びX2(R’)Si(CnH2n-1)のタイプのハロオルガノシラン X=Cl、Br R’=アルキル、例えばメチル−、エチル−、n−プロピル−、イソプロピル−、ブチル− R’=シクロアルキル n=1〜20 e)X(R’)2Si(CnH2n+1)及びX(R’)2Si(CnH2n-1)のタイプのハロオルガノシラン X=Cl、Br R’=アルキル、例えばメチル−、エチル−、n−プロピル−、イソプロピル−、ブチル− R’=シクロアルキル n=1〜20 f)(RO)3Si(CH2)m−R’のタイプのオルガノシラン R=アルキル、例えばメチル−、エチル−、プロピル− m=0.1〜20 R’=メチル−、アリール(例えば−C6H5、置換されたフェニル基) −C4F9、−OCF2−CHF−CF3、−C6F13、−O−CF2−CHF2 −NH2、−N3、−SCN、−CH=CH2、−NH−CH2−CH2−NH2、 −N−(CH2−CH2−NH2)2 −OOC(CH3)C=CH2 −OCH2−CH(O)CH2 −NH−CO−N−CO−(CH2)5 −NH−COO−CH3、−NH−COO−CH2−CH3、−NH−(CH2)3Si(OR)3 −Sx−(CH2)3Si(OR)3、その際X=1〜10、及びRはアルキル、例えばメチル−、エチル−、プロピル−、ブチル−であってよい、 −SH −NR’R’’R’’’(R’=アルキル、アリール;R’’=H、アルキル、アリール;R’’’=H、アルキル、アリール、ベンジル、C2H4NR’’’’R’’’’’、ここで、R’’’’=A、アルキル及びR’’’’’=H、アルキル) g)(R’’)x(RO)ySi(CH2)m−R’のタイプのオルガノシラン R’’=アルキル、シクロアルキル x+y=2 x=1.2 y=1.2 m=0.1〜20 R’=メチル−、アリール(例えば−C6H5、置換されたフェニル基) −C4F9、−OCF2−CHF−CF3、−C6F13、−O−CF2−CHF2 −NH2、−N3、−SCN、−CH=CH2、−NH−CH2−CH2−NH2、 −N−(CH2−CH2−NH2)2 −OOC(CH3)C=CH2 −OCH2−CH(O)CH2 −NH−CO−N−CO−(CH2)5 −NH−COO−CH3、−NH−COO−CH2−CH3、−NH−(CH2)3Si(OR)3 −Sx−(CH2)3Si(OR)3、その際X=1〜10、及びRはメチル−、エチル−、プロピル−、ブチル−であってよい、 −SH −NR’R’’R’’’(R’=アルキル、アリール;R’’=H、アルキル、アリール;R’’’=H、アルキル、アリール、ベンジル、C2H4NR’’’’R’’’’’、ここで、R’’’’=A、アルキル及びR’’’’’=H、アルキル) h)X3Si(CH2)m−R’のタイプのハロオルガノシラン X=Cl、Br m=0.1〜20 R’=メチル−、アリール(例えば−C6H5、置換されたフェニル基) −C4F9、−OCF2−CHF−CF3、−C6F13、−O−CF2−CHF2 −NH2、−N3、−SCN、−CH=CH2、 −NH−CH2−CH2−NH2 −N−(CH2−CH2−NH2)2 −OOC(CH3)C=CH2 −OCH2−CH(O)CH2 −NH−CO−N−CO−(CH2)5 −NH−COO−CH3、−NH−COO−CH2−CH3、−NH−(CH2)3Si(OR)3 −Sx−(CH2)3Si(OR)3、その際X=1〜10、及びRはメチル−、エチル−、プロピル−、ブチル−であってよい、 −SH i)(R)X2Si(CH2)m−R’のタイプのハロオルガノシラン X=Cl、Br R=アルキル、例えばメチル−、エチル−、プロピル− m=0.1〜20 R’=メチル−、アリール(例えば−C6H5、置換されたフェニル基) −C4F9、−OCF2−CHF−CF3、−C6F13、−O−CF2−CHF2 −NH2、−N3、−SCN、−CH=CH2、−NH−CH2−CH2−NH2、 −N−(CH2−CH2−NH2)2 −OOC(CH3)C=CH2 −OCH2−CH(O)CH2 −NH−CO−N−CO−(CH2)5 −NH−COO−CH3、−NH−COO−CH2−CH3、−NH−(CH2)3Si(OR)3 その際Rはメチル−、エチル−、プロピル−、ブチル−であってよく、 −Sx−(CH2)3Si(OR)3、その際Rはメチル−、エチル−、プロピル−、ブチル−であってよく、かつXは1〜10であってよい、 −SH j)(R)2XSi(CH2)m−R’のタイプのハロオルガノシラン X=Cl、Br R=アルキル、例えばメチル−、エチル−、プロピル−、ブチル− m=0.1〜20 R’=メチル−、アリール(例えば−C6H5、置換されたフェニル基) −C4F9、−OCF2−CHF−CF3、−C6F13、−O−CF2−CHF2 −NH2、−N3、−SCN、−CH=CH2、−NH−CH2−CH2−NH2、 −N−(CH2−CH2−NH2)2 −OOC(CH3)C=CH2 −OCH2−CH(O)CH2 −NH−CO−N−CO−(CH2)5 −NH−COO−CH3、−NH−COO−CH2−CH3、−NH−(CH2)3Si(OR)3 −Sx−(CH2)3Si(OR)3、その際X=1〜10、及びRはメチル−、エチル−、プロピル−、ブチル−であってよい、 −SH k)次のタイプのシラザン R=アルキル R’=アルキル、ビニル l)D3、D4、D5タイプの環式ポリシロキサン、その際D3、D4、及びD5は、3、4又は5ユニットの−O−Si(CH3)2−タイプを有する環式ポリシロキサン、 例えばオクタメチルシクロテトラシロキサン=D4 であると解される m)次のタイプのポリシロキサン又はシリコーン油 m=0、1、2、3、...∞ n=0、1、2、3、...∞ u=0、1、2、3、...∞ Y=CH3、H、CnH2n+1 n=1〜20 Y=Si(CH3)3、Si(CH3)2H、Si(CH3)2OH、Si(CH3)2(OCH3)、Si(CH3)2(CnH2n+1) n=1〜20 R=アルキル、例えばCnH2n+1、その際n=1〜20、アリール、例えばフェニル及び置換されたフェニル基、(CH2)n−NH2、H R’=アルキル、例えばCnH2n+1、その際n=1〜20、アリール、例えばフェニル及び置換されたフェニル基、(CH2)n−NH2、H R’’=アルキル、例えばCnH2n+1、その際n=1〜20、アリール、例えばフェニル及び置換されたフェニル基、(CH2)n−NH2、H R’’’=アルキル、例えばCnH2n+1、その際n=1〜20、アリール、例えばフェニル及び置換されたフェニル基、(CH2)n−NH2、H 親水性の、次の物理化学特性を有する熱分解により製造した二酸化ケイ素は、出発材料として使用されうる: BET表面積: 30〜400m2/g 突き固め密度: 40〜200g/l 平均一次粒子サイズ: 5〜50nm。] [0013] 最初に得られた完全に疎水性のフレークを、続いて破砕ないし微粉砕することができ、かつその断片は、篩いにかけ、篩い分けし、ないし分類する。] [0014] 前記フレークは、対応する疎水性二酸化ケイ素の少ない塵〜無塵の投与量形である。本発明によるフレークは、少ない充填量に関する、実質的に増加された突き固め密度によっても区別される。] [0015] 本発明によるフレークは、天然ゴム及び合成ゴムにおけるフィラーとして使用されうる。] [0016] 実施例 親水性の、熱分解により製造した二酸化ケイ素AEROSIL(登録商標)300を、出発材料として使用した。] [0017] AEROSIL(登録商標)300は、次の物理化学特性を有する:] [0018] HMDS(ヘキサメチルジシラザン)を、撥水剤として使用した。] [0019] AEROSIL(登録商標)300を、場合により最初に噴霧し、ないし水又は他の助剤、例えば希釈酸もしくは塩基性溶液、すなわち例えば希塩酸もしくはアンモニアと混合し、そしてその混合物を、噴霧によってHMDSと均一に混合した。そしてその混合物を、できる限り、即刻ロール圧縮機で圧縮して、フレークを得た。] [0020] 第1表は、反応混合物の配合物を示す。] [0021] 第2表は、圧縮工程のデータを示す。] [0022] 実施例1によるフレークを、3時間110℃で焼なましし、そして実施例2によるフレークを、6時間110℃で焼なましした。] [0023] 第3表は、本発明による熱分解により製造した二酸化ケイ素を含有する疎水性フレークの物理化学データを示す。]
权利要求:
請求項1 熱分解により製造した二酸化ケイ素を含有するフレークであって、該フレークが、均一、すなわち完全に撥水性であることを特徴とする、熱分解により製造した二酸化ケイ素を含有するフレーク。 請求項2 請求項1に記載の熱分解により製造した二酸化ケイ素を含有するフレークの製造方法であって、疎水性の熱分解により製造した二酸化ケイ素を、最初に場合により水又は他の反応助剤を用いて噴霧し、そしてその混合物を、噴霧によって撥水剤と接触させ、そしてその混合物を圧縮してフレークを得て、そしてそのフレークを、場合により、10〜80℃の温度で熟成させ、そして80〜140℃の温度で焼なましすることを特徴とする製造方法。 請求項3 天然ゴム及び合成ゴムにおけるフィラーとしての、請求項1によるフレークの使用。
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引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
2010-12-29| RD04| Notification of resignation of power of attorney|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20101228 | 2011-11-16| A621| Written request for application examination|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111115 | 2012-05-09| A761| Written withdrawal of application|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20120508 |
优先权:
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